英語の絵本006『Where’s Spot?』

基本情報

Eric Hill 『Where’s Spot? (Spot – Original Lift The Flap) (English Edition)

WARNE, 2008年

おうち英語評価

・1ページあたり1~2文

・語彙の難易度:易しめ

・お勧め度:★★★★☆

所感

仕掛けがあって子どもが喜ぶ定番の絵本。

白の表紙のハードカバーは大きめ、青の表紙のボードブックはひと回り小さめ。私はハードカバーを持っていますが、そこそこ強度があるので今のところ仕掛け部分も破れていません。

やっぱり子どもは仕掛け絵本が大好き。うちの子はまず日本語版の『コロちゃんはどこ? (評論社の児童図書館・絵本の部屋 しかけ絵本の本棚 コロちゃんのびっくり)』(※ボードブック版はこちら)を図書館で借りて読み、すごく気に入りました。

そこで

「英語版はおうち英語で使えるかも!」

と思い、今回ご紹介する英語版を購入。

でも、次のような日本語版を先に読んだ絵本の英語版の落とし穴にハマりました…

  • まず、英語版の犬の名前はSpot、日本語版はコロちゃん。子どもが「コロちゃんはー?」で英語版のSpotという名前に慣れず。
  • また、日本語版は仕掛け部分のNoの訳が様々に工夫されていますが、英語版はすべて「No」だけ。動物ごとに違う返事が楽しかったのに…という感じもあります。
  • 何より、英語イヤ期は「日本語で読んで!」と言ってくる。せっかくお気に入りだった絵本の日本語を正しく思い出せず、英語から自分が下手に訳すのはもったいない気がし、怖くて英語版も読めず。

なので、結局うちは元々図書館で読んだ日本語版も購入。英語版と日本語版の2冊をセットで読み聞かせに臨んでいます。

おうち英語の用途としては、とても平易な言葉で短く書かれています。子どもも仕掛けを巡ることで楽しめますので、初期から一緒に英語に触れつつ楽しめます。

星が4つの理由は、本そのものというより上述の「先に日本語版を読んだ落とし穴」の印象で少し評価が下がりました…でも実際はとても良い本なので、先に英語版を使うならおうち英語用として星5つレベルでお勧めです。

その場合、日本語版の訳の工夫も素敵ですので、子どもがお話できるようになったらぜひ英語版と日本語版を見比べてみるのも楽しいと思います。